夫婦で一緒に育休を取得したよ!
いいなー。
僕も取りたいけど、会社が許してくれるかな・・・。
今の仕事も、僕が抜けると回らないし・・・。
そっかー。そんな時は・・・
こんにちは。かれこれ1年の夫婦同時育休を取得しているむらせ@育休パパ(@murase_ikukyu)です。
男性の育休は国が認めている制度ですが、まだまだ取得しづらい世の中ですよね。
今回は、男性でもスムーズに育休を取得するためには事前にどのようなことをしておけばよいのか、について実体験も含めてお伝えしていきいます。
結論から言うと、以下の5点は育休取得前にやっておいたほうがいいと思います。
- 夫婦で育休について話し合う
- 男性の育休に関しての知識をつける
- 社内で味方を増やす
- 育休を取得したい旨をできるだけ早く上司に伝える
- 引継ぎの準備をしておく
ポイントは、自分でも育休の知識をつけて、早めに報告をするということです。
それぞれを詳しく解説していきますね!
男性の育休の概要についてはこちらの記事をご確認ください。↓↓↓↓↓
※この記事では育休=育児休業としています。
男性の育休の取得率
そもそも、男性の育休ってどれくらいの人が取っているんだろう?
まずは男性の育休の現状を見てみよう!
※令和元年7月3日時点
※参考資料:男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組について
男性の育休の取得率は約6% ※7.48%に上昇(7月31日更新)
このグラフは、男女別の育休の取得率を現した図です。
■女性の育休の取得率……82.2%
厚生労働省が出している雇用均等基本調査によると、男性の育休の取得率は平成30年度で6.16%となり過去最高となっています。
※7.48%に上昇(7月31日更新)
前年の5.14%と比べると1。02ポイント上昇していますが、女性の82.2%と比べると、まだまだ低水準なのがわかります。
男性の育休の取得期間は5日未満が約57%
こちらの表は、男女別の育休の取得期間を現した表になります。
1か月未満の人は83.3%になります。
いわゆる、「取るだけ育休」が多い印象です。
女性の9割近くは6か月以上取得しているので、こちらもまだまだ低水準と言えます。
育休を利用したかったができていない男性が約35%
また、こちらのグラフは、育休の制度のあり/なし、利用した/利用していないをまとめた図になります。
■制度なし、利用したかった……20.0%
育休の利用希望があったにもかかわらず利用できていない男性は35.3%存在します。
こちらも、女性の7.6%に比べると、男性は育休を利用したかったができていない人がまだまだ多いのが現実です。
なぜ育休の取得率が低いのか
では、なぜ育休を取得しなかったのでしょうか。
こちらは、育休を取得しなかった理由をまとめた図になります。
「男性・正社員」の育休を所得しなかった主な理由は、以下の4つです。
■会社で育児休業制度が整備されていなかった……27.5%
■職場が、育児休業を取得しづらい雰囲気だった……25.4%
■自分にしかできない仕事や担当している仕事があった……19.5%
この結果を見ると、職場の環境が育休を取得できるかどうかに大きな影響があることがわかります。
男性が育休を取得する前にやっておくべきこと5選
やっぱりまだ育休を取得したくても取得できていない男性は多いんだなぁ・・・。
取得できない要因として、「職場の環境」が大きな影響がありそうだったね。
んー、じゃあ「職場の環境」を取得しやすい雰囲気にすればいいのか・・・。
そのために具体的にどんなことをやればいいんだろう??
じゃあ、男性が育休を取得するために事前にどんなことをしておけば育休がとりやすいのか、僕が実際に行ったことも交えながら解説していくね!
夫婦で育休について話し合う
まずは育休を取得したい旨をきちんと奥様と話し合いましょう。
基本中の基本ですね。笑
いつからいつまで取得するのか、なぜ取得するのか。
ここをちゃんと奥様と話し合い、1番の協力者を得ましょう。
というのも、奥様は本当に旦那様に育休を取得してもらいたいと思っていますか?
一定数の女性は、男性の育休に否定的の方もいるという調査結果も出ています。
もしかしたら奥様に「ただ休みたいだけ」と思われているかもしれません。
また、育休についての制度は奥様の方が詳しいことが多いです。
ですので、育休の制度について1番聞きやすい奥様から制度の内容について聞いて理解しておくことが大切かと思います。
男性の育休に関しての知識をつける
男性の育休がどんな制度かご存じですか?
いつからいつまで取得が出来て、その間の収入はどうなるかご存じですか?
あなたが育休を取得することによって会社に与えるメリットは?デメリットは?
まずは自分が男性の育休について、しっかりと知識を身につけましょう。
今はSNSが普及しているので、自分の周りに男性で育休を取得した経験のある方がいなくても、Twitterなどで検索すればたくさん出てきます。
基本同じ悩みを抱えていた方ばかりなので、質問を投げかければ皆さん親切に教えてくれますよ!
僕もアカウントだけはあったのですが放置していたTwitterを、育休取得を機に再開しました!
また、こちらの記事では男性の育休の概要についてまとめていますので、こちらも参考にしてみてください!
社内で味方を増やす
しっかりと知識をつけたうえで、社内でも味方を増やしていきましょう。
「城を攻めるには、まず外堀から」ですね。
「育児をしたことのある女性」に相談をするとかなりの確率で協力してくれると思います。
いきなり「育休を取りたいんです!」ではなくて、「育休って男性も取れるって聞いたんですけど、そーゆーのもありですよね」など、自分が男性の育休に興味があることを少しづつ伝えていくのがいいかと思います。
また、男性の育休に関心が強い会社などでは直接「人事」に相談するのもありだと思います。
育休を取得したい旨をできるだけ早く上司に伝える
僕は、妻が安定期に入ったあたり(妊娠5か月目くらい)で妊娠の報告と同時に育休に入りたい旨も上司に伝えました。
育休は「育児・介護休業法」に基づく労働者の権利ですので会社に拒否する権利はありません。
ですが、現在の職務に穴をあけたり、会社の人たちに協力してもらうことは事実ですし、なるべく早くから相談するのがいいと思います。
「自分が抜けると仕事が回らない」と言う人もいますが、突然の辞職に比べたら事前に計画的に言われたほうが会社としても対策が打てます。
妊娠5か月であれば、育休取得まで5か月ほどあるので、引継ぎや後任の選定も余裕をもってできます。
上司に伝えるときは最低限
■ 育休を取得する理由
■ 育休から復帰後の働き方
などは伝えられるといいと思います。
引継ぎの準備をしておく
自分が育休を取得して職場を離れた後は、他の誰かが自分の抜けた仕事をすることになります。
ですので、スムーズに引継ぎができるように、自分の仕事内容の記録を残しておくことも大切かと思います。
後任が決まっていれば早めから引き継ぎができますが、後任が決まっていない場合でも、自分が今やっていることを誰が見てもわかるように記録しておきましょう。
最後に
そもそも、育休は国の制度です。企業の制度ではありません。
本来、育休の申請について会社は拒否する権限はないものです。
ですが、会社の規模が小さくなればなるほど、1人の育休による欠員の影響が大きくなるのも事実です。
育休とは、元の職場への復帰を前提とした制度です。
会社との関係性を悪化させないためにも、自分で事前に知識をつけて、できるだけ早く上司に相談するのがいいと思います。
少しでも「夫婦同時に育休を取得したいけど・・・」と考えられている方の参考になれば幸いです。
では、良き育休ライフを!
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